埼玉県宮代町で農場視察と有機農業勉強会に参加しました
11月10日、埼玉県宮代町にて循環型有機農業農家の視察をしてきました。
脱サラをして有機農家となり、これまで多大なご苦労がありましたが、現在は、農薬や化学肥料を使わない「不耕起栽培」と「微生物農法」に取り組まれています。
「生ゴミをエネルギーとして再利用できれば環境への負担軽減は計り知れないのではないか」という思いから、メタン発酵を利用した肥料づくりとバイオガスのエネルギーの利用に取り組まれていました。
農園内に設置されたバイオメタンガス発酵装置は、宮代町の大学の協力を得て実現し、今年の3月に視察に訪問しました木更津市の鎌足小学校に設置されていた装置と同じとお聞きしまして大変驚きました。生ゴミを活用したエネルギーを利用して、農場のエネルギーをまかなう循環型農業の仕組みが普及できるように制度を整備したいと思いました。
後半は、コミュニティーホールに移動しまして、有機農家さんとクロストークを混じえた有機農業勉強会に参加しました。
最初に、私が法案の成立に向けて取り組んでいる「ローカルフード法」についてお話しさせて頂き、
法律を作り、各自治体の皆様が条例を制定することで農業が持続可能なものとして続けていけるような仕組み作りの説明をさせて頂きました。
また、地元の有機農家さんお二人から今取り組まれている有機農業の現状に付いてプレゼンをして頂きました。
クロストークでは、食糧危機は目の前に迫ってきているので危機意識をしっかり持つ必要がある。
特に、タネの保存と活用は必要であるが農業の後継者不足は深刻な問題となっている。
若年層が就農できるような魅力的な稼げる農業を実現しなくてはならないこと等、貴重なご意見を頂きました。
今後もこのような農場の視察、勉強会などを続けてまいりますので、皆様のお住まいの町に来て欲しいなどのご要望がありましたらご連絡をお願い致します。